QOONELN

三重県志摩市海女の萌えキャラ「碧志摩メグ」作者はオタクライダー!?

      2015/11/07

安乗埼灯台

三重県志摩市公認の海女の萌えキャラクター「碧志摩(あおしま)メグ」に対し、一部市民が「女性蔑視、差別的」「実際の海女とはかけ離れている」などの批判が起こり、波紋を呼んでいます。そもそもなぜこのような萌えキャラが誕生したのでしょう?この大論争の渦中にあるキャラクターの作者はどう考えているのでしょうか?

Sponsored Link

 

萌えキャラ「碧志摩メグ」の何が問題?署名運動の論点は?

  以下は、海女の萌えキャラクター「碧志摩(あおしま)メグ」に対する意見書の一部です。

この磯着を着たマンガの女の子の裾は性器の方向へはだけ、乳首の形までくっきり、顔は子どもで、ひどいものは少し足をひらいて跪いて恥骨のラインまで描写。 設定も17歳で児童ポルノ法にひっかかる年齢。こんな女性や子供への性犯罪を助長するようなポスターやパネルを市内に放置してほしくない。 このキャラは海女という立派な職業を完全に誤解させ、バカにし冒涜している。三重県の指定無形文化財である海女文化にキズをつける行為だと思う。

意見書で批判が上がっているのは、以下の3点が主なものです。

  • キャラクターの性的な描写
  • キャラクターの年齢
  • 海女という職業に対する冒涜

 

 

どういう経緯で萌えキャラになったのか

きっかけは国際レーシングライダーの浜口喜博(はまぐち よしひろ)さんによる発案でした。浜口喜博さんがレーサーとしてデビューしたのが志摩市の合歓の郷(ねむのさと)だったことから、志摩市の町おこしのために萌えキャラクターを市に提案したのです。ちなみに萌えキャラクターで町おこしをすることを「萌えおこし」といいます。

実際にキャラクターを制作したのは、浜口喜博さんの妻である濵口幸子さんが代表を務める株式会社マウスビーチ。 浜口喜博さんは2013年、2014年の鈴鹿8時間耐久ロードレース 、2013年の仏ル・マン24時間耐久レースに漫画「ばくおん!!」とのコラボで参戦しました。その時の反響がもの凄く、萌えキャラを採用すれば、若い人たちがもっと志摩市に関心を持ってくれるのではないかと考えたそうです。「ばくおん!!」の作者、おりもとみまな氏書き下ろしのイラストが描かれたこんな↓「痛バイク」に乗って出場したのですが、外国人からの注目は絶大だったようです。

痛バイクPhoto by Hamaguchi Racing

萌えキャラ「碧志摩(あおしま)メグ」が誕生したのは2014年の12月。来年2016年5月に開催されるサミットが「伊勢志摩サミット」として志摩市に決まったのは、今年2015年6月5日です。「伊勢志摩サミット」に向けて作られたキャラクターではありませんが、 「サミットで世界に恥をさらすことになる」という声もあがっています。

Sponsored Link
     

「碧志摩メグ」の作者 浜口喜博さんってどんな人?どう反応している?

浜口喜博さんは浜口レーシングチームの監督であり国際レーシングライダーです。1976年3月17日三重県で生まれの39歳。2001年にTBSバラエティ番組『ガチンコ!』で素人をプロのバイクレーサーにしようという企画『ガチンコ!バリバリ伝説』に出演。全国からの応募数2000人の中から選ばれ、番組で唯一人プロレーサーとなった人物です。その後、鈴鹿8時間耐久ロードレースには12年連続で出場しています。 さて志摩市は「今のところ公認を外すつもりはない」としていますが、作者である浜口喜博さんはどう考えているのでしょうか?雑誌の取材にはこう答えていました。

一部に批判もあるが、新しいものを取り入れることは必要 オバマ大統領もアニメ好きと聞いている。サミットでもしっかりアピールしたい

Twitterではこのようなつぶやきをしています。


浜口喜博さん自身、「痛バイク」で海外の大きな反響を受けた経験があるので、注目を集めることには自信があったのでしょう。ただ女性の批判をこれほどまで受けるとは想像していなかったのかもしれません。

キャラクターの描写に訂正が必要であればそれには応じる気持ちはあるようです。年齢の17歳が問題であれば、それは設定を20歳などに変更すればいいことです。あと「海女さんの職業に対する冒涜」という問題が残りますが、今でこそウェットスーツを着ている海女さんも、以前は碧志摩メグのように磯着を身に着けていました。それに対してはこんな声も上がっています。

海女さん自体性的にヤバイだろ(つまりキャラクターは決して誇張されていない)

<追記>
碧志摩メグのキャラクターを運営するMARIBONは、11月5日、伊勢市に対して公認撤回を申し入れ、市が受け入れる形で撤回が決定しました。碧志摩メグは非公認のキャラクターとして活動するようです。

Sponsored Link

 - 時事