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ETC2.0対応車載器買い替えや再セットアップするメリットはある?

   

高速道路

ETC2.0サービスを受けるには、従来のETC車載器を載せている場合はETC2.0(DSRC)対応車載器に買い替える必要があります。以前からDSRC対応車載器を載せている場合でも、経路情報(渋滞回避)サービスを受けるには再セットアップが必要となります。さらにカーナビもETC2.0対応のものにする必要があります。ETC2.0にはそれに見合うメリットはあるのでしょうか?

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※そもそもETC2.0とは何か?という方は、「ETC2.0とは?料金割引以外のメリット、DSRCとの違いは?」の記事をご覧ください。

ETC2.0にはメリットがない?

ETC2.0(DSRC)対応車載器は現在2~3万円です。再セットアップは数千円、カーナビに連動させる場合は、ETC2.0(DSRC)対応車載器に連動するカーナビが必要となります。これだけの費用をかけてETC2.0サービスを受けるメリットのか考えてみましょう。

ETC2.0サービスは高速道路に限られる

公式サイトを見ていてもなかなかわかりにくいのですが、ETC2.0のサービスは高速道路に限られています。現在、渋滞情報や交通規制情報などは「VICS」から情報を得てカーナビに表示されるようになっています。これは一般道路・高速道路どちらでも利用可能です。そしてこの従来のVICSに加え、2015年4月から「VICS-WIDE」というサービスが新たに提供開始されました。

「VICS-WIDE」では、精度の高い渋滞回避ルートガイダンスが可能になったり、刻々と変化する状況の中で最適なルートを選択できるようになったり、地震を除く、気象・災害情報が提供されるようです。

ETC2.0とサービスがかぶっているように見えますが、これは一般道路に限ったサービスです。これまでのVICSは一般道路・高速道路ともに提供されていたにもかかわらず、ETC2.0とサービスの範囲がかぶらないようにしたのでしょう。あまり高速道路を利用しない人は「VICS WIDE」だけで大丈夫かもしれません。ただ「VICS WIDE」を利用するには、こちらもカーナビのバージョンアップや買い替えが必要です。

割引は本当に得なのか?

国土交通省が現在発表している割引は、渋滞回避のために一時、高速道路を降りた時の料金割引です。これに関して言えば、本来高速道路を降りなければ、発生していない料金をただ免除しているだけです。

国土交通省としては、渋滞回避のために車を別ルートに誘導し、渋滞を緩和しようという狙いもあります。高いお金を払って車載器をETC2.0対応にした車が渋滞回避して高速道路を降り遠回りした結果、渋滞が緩和し、現行のETCを載せている車がスムーズに道路を走れるようになったとなると、本当に得をしているのかよくわかりません。

そもそも一般的なドライバーがそのような機会にどれだけ遭遇するのかということもあります。都心部を毎日通勤や営業、配送をしているようなドライバーならメリットはあるかもしれません。

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代替サービスがある

ETC2.0のサービスの中で、一番魅力的に見えるのは渋滞回避ルートの案内をしてくれるところです。これも上記同様、普段どれだけ渋滞に遭遇するかという問題があります。また、渋滞回避ルートの案内に関しては、代替できるものがいくつかあります。カーナビの中には、VICSに加えプローブを利用して渋滞回避ルートを考える機能がついたものがかなり以前から発売されています。またスマホアプリのYahoo!カーナビもそういったカーナビと同様の機能が無料で利用できます。

プローブはカーナビやスマホのユーザーが実際に走行した情報をもとに渋滞情報を提供します。「VICS WIDE」もこのプローブ情報を利用しており、従来のVICSの2倍の情報量が送れるようです。

渋滞回避支援以外のサービスが…

渋滞回避支援以外のサービスは、安全運転支援、災害時支援があります。リアルタイムに向かっている先の危険情報が提供される安全運転支援は機会が少なくてもメリットはあるように思います。見通しの悪いカーブなどは気をつけるドライバーも多いと思いますが、トラックが荷物を落としていったというような状況はなかなか予測できないからです。災害時の支援も役に立つと思います。これも運転中に災害に出会う確率は極めて低いと思われますが。

これら2つのサービスはいいとして、他にも予定されているサービスがあることは先述した通りです。それは、次の3つです。

  • ゲートバーで減速をしなくても通過できるETCレーンの導入
  • サービスエリアや道の駅で観光情報や名産品の情報提供
  • ガソリンスタンドや駐車場、ドライブスルーなどのETCでの料金決済

これらは別になくてもいいだろうという声が多いようです。現在、ゲートバーで減速することによって渋滞が起きているケースはすくないのに、減速しなくてもいいようにする必要があるのか。個人的には、減速しなくても通れる方が有難いです。観光情報や名産品の情報などは今や簡単にスマホなどで情報収集できるので特に必要ありません。ガソリンスタンドなどでの料金決済については、以前より普及させようとしていたようですが、逆に減少してほとんど利用できる施設がなくなっているようです。

 

ETC2.0対応車載器への買い替えや再セットアップは必要?

結論です。都心部などで常に渋滞に巻き込まれるようなドライバーなら買い替えるメリットはあるかもしれません。新しいもの好きの人はご自由にしていただければと思います。また、お金に余裕があって、考えるのが面倒な人も買い替えていいと思います。逆に、そういう方は何も考えずに次の新車購入時に自然とETC2.0対応に切り替わっている、というのでも良さそうです。上記に該当しない方も、次の新車購入時でいいのではないでしょうか。

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