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無充電スマホ~燃料電池・太陽光がスマホ充電の問題を解決!

      2015/12/18

iphone6

ますます便利になるスマホですが、性能が進化するほど充電がすぐなくなる傾向にあります。そんな充電の問題を解決してくれるのが燃料電池や太陽電池で充電する無充電スマホ。2016年には実用化が見込まれています。

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無充電スマホを実現する2つの技術

スマホは今や私たちの生活に欠かせないものとなっています。しかし、液晶画面は大型化し、CPUが高速化するなと、スマホの性能が進化すればするほど、電池の減りは早くなり、充電の持ちを気にしなければならなくなっています。

特に動画を観たり、ゲームをしたりしているとあっという間に充電はなくなってしまいます。外出先で充電がほとんどなくなってしまって困ったことがある人も少なくないでしょう。

そんなスマホの充電問題を解決できる技術が2つ発表されています。燃料電池による充電と、太陽光による充電です。

 

iPhone本体に内蔵できる燃料電池

イギリスのIntelligent Energy社は今年の夏、iPhone6に燃料電池を内蔵することに成功しました。燃料電池を内蔵することで1週間充電しなくてもiPhoneを利用することが可能になります。

燃料電池とは、乾電池のように電気が蓄えられているものではなく、水素と酸素で化学反応を起こし、電気を発生させる装置です。発電と同時に発生する熱も利用できるためエネルギー効率が良く、発電の際に水しか排出されないので、環境にもやさしい装置なのです。

燃料電池はモバイルバッテリーに採用され発売されましたが、サイズが大きく、持ち運びには不便だったためあまり普及していません。Intelligent Energy社もイギリスのアップルストアで「Upp」(画像左)というモバイルバッテリーを販売しています。Uppの供給可能電力は、通話なら32時間、動画再生なら26時間持つほどの量なのですが、本体の重量が235g、カートリッジ385gで合計620g。モバイルとは言いがたい重さです。

Uppphoto by SunPartner TECHNOLOGIES

これほどの重さが必要だった燃料電池がiPhone6に内蔵されるほど急速に小型化されました。燃料電池は、充電のための水素ガスを外付けのカートリッジで補充する必要がありますが、1週間に1回でいいとなると普及が見込まれますね。

ちなみに、発電時に排出される微量の水を逃がす穴が必要だそうです。

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Androidの充電には透明な太陽電池

フランスのSunpartner Technologies(サンパートナーテクノロジー社)が開発した太陽電池は、厚さ0.1mmでガラスのように薄く、透明度90%のパネル「Wysips Crystal」。スマホのディスプレイとタッチパネルの間に挟むことでスマホ画面全体をソーラーパネルとして利用します。日本では京セラがこのソーラーパネルを採用し、新型の端末を開発しています。

Wysips Crystalphoto by SunPartner TECHNOLOGIES

「Wysips Crystal」は、太陽光や室内の電気などで充電でき、今年3月に発表したプロトタイプでは、直射日光に2時間あてても5分間の通話しかできませんでしたが、京セラは、今年10月、十分実用的なレベルの充電速度を達成していると発表しました。どの程度の充電速度かは具体的な数値は発表していませんが、新型の端末は2016年に製品化を予定しています。

「Wysips Crystal」は湾曲面にも対応し、どんなディスプレイでも太陽電池に変えることができるため、スマホだけでなく、ビルの窓ガラスや車のサンルーフへの用途なども研究されていています。ビルのガラスに使用できれば、ビルの消費電力を大幅に減らすことも可能です。

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