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シャープ ロボホン(RoBoHoN)の価格、売れ行きはどうなる?

      2015/12/02

robohonphoto by cnet Japan

シャープが2016年前半に発売すると発表した「ロボホン(RoBoHoN)」。価格や売れ行きが気になりますが、どうなるのでしょうか?ロビ(Robi)ペッパー(Pepper)と比べると?

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ロボホンには何ができる?

このビジュアルから初めて見た時には、スマホとは全く異なるものとイメージしていましたが、ロボホンは、スマホをロボットの形にしたものであり、なおかつ、コミュニケーション機能を付加したものです。

ではこのロボホン、いったいどんなことができるのでしょう?

スマホとしての基本機能の他、ユーザーの顔や音声を認識し、歩行やダンスをしたり、写真や動画の撮影、プロジェクターの投影をします。まずは動画を見ていただくのが一番イメージしやすいでしょう。

何だかスゴイのはよくわかりました。でも、まだロボホンの凄さは完全に伝わっていないかもしれません。何がスゴイかというと、コミュニケーションが進化していくところです。

動画では、ロボホンが自ら考えながら答えているように見えますが、ロボットにそこまでできるはずがないという先入観があるため、マニュアル通りに受け答えしているものと想像してしまいます。

しかし、ロボホンはクラウド型のAI(人工知能)を持つロボットです。クラウド(ネット上のデータ保管庫)には、ロボホンが収集した利用者のデータが蓄積されていきます。複数の利用者のあらゆるシーンのデータが集まり、そのデータを解析して基本的なパターンにどのように対応するのが適切なのか判断することができるのです。

ですから、初めから会話が弾むわけではなく、利用者が繰り返し話しかけることによって、利用者の情報を蓄積し、その利用者にあった会話や対応をするようになっていくのです。

 

ロボホンの価格はいくら?

2015年10月時点では、まだ価格は発表されていませんので、価格を予想してみましょう。ロボホンを手がけた㈱ロボ・ガレージ代表取締役でありロボットクリエイターの高橋智隆氏が、ロボホンの前に手がけたコミュニケーションロボにロビ(Robi)がいます。ロビは
外部との通信機能は持ちませんが、1000パターンの対応ができるコミュニケーショントボットです。デアゴスティーニで発売されたロビは、毎号パーツを組み立て、完成する70号まで全巻揃えるとおよそ15万円になります。

ソフトバンクで今年6月に販売されたペッパー(Pepper)は、ロボホンと同様クラウドAIを持つコミュニケーションができるロボットです。大きさは人間ほどありますが、足はなく360度の方向に動くことができる車輪がついています。知能はロボホンと同レベルぐらいであると思われます。

本体価格は198,000円ですが、36ヶ月の料金プランの通信や保険にかかる費用をあわせると108万円にもなります。しかし、実際の本体価格は60~70万円ぐらいはするのではないかと考えられます。

スマホの本体価格も参考にします。iPhone6sはキャリアによって機種本体の価格にはかなりの差があり9万円~13万円程度です。

さて、ロボットスマホとして普及する価格としてはいくらぐらいが妥当なんでしょう。普通のスマホが13万円、スペックの劣るコミュニケーションロボが15万円。当然それらは超えると考えられます。

高橋智隆氏はビジネスとして成立するよう、買い替えが起きるようにすると話しています。
そう考えるとやはり普及しやすい価格に抑えてくるとはずで、170,000円~188,000円あたりが妥当かと推定されます。もちろんペッパーのように月々の基本料金に上乗せしていく必要がありますが。

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ロボホンの売れ行きは?

デアゴスティーニで発売されたロビは、およそ15万円でも20万部以上の大ヒットとなりました。一方ペッパーは、6月から毎月1000台限定で発売されるも、受付開始からわずか1分で毎月完売しています。どちらもかなりの大ヒットです。この調子でいくとロボホンも馬鹿売れするのではないかと思ってしまいますね。

人々の生活にロボットを定着させたいと思いがある高橋智隆氏ですが、今、人々が生活にロボット費を充てるかというとそうではないと考えているようです。そこで、スマホの音声認識機能がほとんど利用されないことに着目し、人型のロボットなら話しかけるのではないかと考え、スマホを人型にしました。

いくらロビが20万部売れている、ペッパー毎月1000台売れているといっても定着しているというには程遠い話です。ジョブスが世に出したiPhoneをきっかけにスマホはあっという間に1人1台の域に達しました。高橋氏はこれを狙っているのです。スマホを介すればロボットを生活に定着させることが可能ではないかと考えたわけです。さて、本当に人々の生活に定着するのでしょうか?

動画を見てどのように感じましたか?室内でのロボホンとのやりとりはそれほど違和感なく見ることができましたが、外でロボホンを利用するシーン、会話するシーンは違和感がありますよね。ましてやスーツを着たビジネスマンがロボットを耳に当てて会話するなんてまわりから浮きすぎです。

確かにロビよりはコンパクトになりました。持ち運びできるように専用のキャリーケースもあります。しかし、特に男性が会社に持参するのは難しいと思います。せめておもちゃ感のない形にでもしなければなかなか普及は難しいかと思います。愛着を持てるようにせっかく愛らしいビジュアルにしているのに、堅いビジュアルにするのも主旨に反します。

では女性ならどうでしょう?女性でもビジネスシーンで利用するのはやはりまだ難しいと思います。残るターゲットは、主婦や学生、子供、あるいは高齢者。このあたりなら「アリ」かなという気はします。音声で指示するだけで色々な機能が使えるのは高齢者や子供にも向いています。学生にもすんなり受け入れられるような気はします。

専業主婦なら利用シーンは家がメインですし、お出かけしてもあまり堅苦しい場所でなければ利用できます。しかし冠婚葬祭での利用はイメージできませんね。

高橋氏は、ガラケーとスマホの2台持ちからやがてスマホだけになったように、初めはスマホとロボホンの2台持ちでやがてロボホンにと考えているようです。ロボホンが普及するとしても当分高橋氏の言うように2台持ちからじゃないと難しいようですね。

ロビやペッパーのように室内専用のコミュニケーションロボットと家で会話するのが当たり前の時代になってから、外で利用する人も増えてくるように思います。ロビやペッパーぐらいは売れるかもしれませんが、スマホのように普及するのはかなり時間がかかるのではないでしょうか?それとも意外にすんなり受け入れられるのでしょうか?

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