酒粕甘酒の効能はダイエットより美容・健康~でも飲み過ぎに注意!
2015/12/21
最近、美容に日本酒の効果が注目されています。化粧水などに良く使われていますね。実は、酒粕から作られた甘酒にも、日本酒の美容効果があるのです。でもカロリーは高めなので飲み過ぎには注意が必要です。今回は酒粕から作られた甘酒の美容効果についてご紹介します。
酒粕の甘酒の効能はダイエットより美容
酒粕を利用した甘酒は、酒粕と砂糖、水から作られています。美容効果があるのは、お酒の搾りかすである酒粕です。酒粕には美白効果のあるアルブチン、リノール酸、コラーゲンの主成分であるプロリンなど、肌に嬉しい成分をたくさん含んでいます。抗酸化作用のあるフェルラ酸、コウジ酸、肌の調子を整えるビタミンB群、肌の材料となるアミノ酸など、酒粕の美容効果を上げるときりがないほどです。
お米由来の栄養素もあります。肌を保護するセラミドが含まれています。お米のセラミドにはシミを作りにくくする作用があり、美白に効果的です。美白効果のほしい方や、肌荒れが気になる方は酒粕の甘酒がお勧めです。
血管を拡張し、血行促進を促す効果もありますので顔色や冷え性で悩む方にも効果的です。また、善玉コレステロールを増やし、コレステロール値を安定させてくれます。食物繊維やオリゴ糖など、腸内を整えてくれる成分もあるので、デトックスにも効果的です。
酒粕の甘酒で注意する事、楽しみ方
良いこと尽くめな酒粕の甘酒ですが、少し注意しなくてはならないことがあります。それは酒粕の甘酒はカロリーが高い、という点です。酒粕の甘酒は、酒粕自体に甘みが無いので砂糖を使って甘みを足します。この時砂糖を多く入れてしまうと、その分高カロリーになってしまうのです。
特に、市販されている甘酒は注意が必要です。メーカーによって1杯あたりのカロリーが違う上に、甘味料も複数入っています。砂糖の他にも、水あめなどが使われています。麹の甘酒が81kcalなのに対し、あるメーカーの酒粕の甘酒は130kcalあります。何より、自分で砂糖の調節ができないので、飲みすぎると肥満につながります。甘酒は栄養価が高いのでなおさらです。ただ、低カロリーのものも販売されていて麹の甘酒よりも低い71kcalのものもあります。
酒粕は今ではスーパーでも手に入りますし、簡単に作ることができます。酒粕の甘酒は自作して飲むのが一番です。自作をすると甘味料などで工夫ができますよ。たとえば、甘味料にハチミツを使うと、砂糖を使った時よりカロリーを抑えることができます。
割るお湯を豆乳に代えると、豆乳の美容成分とタンパク質を摂ることができます。豆乳を使う際は、沸騰しないように気を付けて下さい。この他にも、シナモンを加えるなどして、スパイスを活用しても美味しそうですね。
酒粕甘酒の作り方、酒粕パックの作り方
酒粕甘酒は簡単に作ることができます。一般的な作り方をご紹介します。
酒粕甘酒(100gあたり56kcal)
【材料】
- 酒粕 100g
- 水(豆乳や牛乳を使う際も別に用意する) 500g
- 砂糖(量の調節・ハチミツなどに代えてもOK) 30g
- 塩 一つまみ
【作り方】
- 酒粕を水に浸し、1時間ほど置いておきます。
- 1に火をかけ酒粕を良く溶かします。沸騰したら中火にしてください。
- 酒粕が溶けてきたら、砂糖などを加えます。
- さらに塩を加え、材料が溶けきったら完成です。
酒粕は甘酒に利用する以外にも使い道があります。その中でも、酒粕パックは酒粕の栄養を直接肌に届けることができるので、特に肌荒れに効果的です。
酒粕パック
【材料】
- 酒粕 100g
- 精製水 50cc
- 小麦粉(アレルギーの方は抜いて下さい) 大さじ2杯
【作り方】
- 酒粕をすり鉢などですりつぶします。
- 精製水を混ぜます。
- 小麦粉などを加えます。
こうしてできたパックを肌に乗せ、10~15分ほどで落として下さい。キッチンペーパーなどで優しく拭き落してから水で洗顔すると綺麗に落とせます。小麦粉が使えない方は、蜂蜜やヨーグルトを使うといいでしょう。
酒粕の甘酒はダイエットより美容に効果的な飲み物のようですね。肌の改善の為にも、ぜひ試してみて下さい。